桑畑だったところをサイトにしたとのことで、傾斜があり、段々となっていました。 一番広いサイトが10×10、狭くても7〜8mはありそうで大自然に囲まれてのんびりできるサイト割りでした。

M/Hも入れるサイトが6サイトと、フリーに使えるサイトが4サイト位ありました。トレーラーも入れるように作ってあるようです。設計については、あの宮下さんにアドバイスを受けたそうです。

ペット、直火は可、ゴミは分別して一箇所に出します。売店はありませんが、氷、ビール、ジュース、フィルム位なら置いてあります。薪は、前もって言っておけば用意してくれるそうです。もっともサイト内に山ほど薪はありますが...。ただし。近くの山で薬用人参など栽培しているので、火の元には注意しなければなりません。

商店は５分位のところにあります。温泉は、別所の他、田沢、くつかけ、掛け湯など、いろいろあります。

管理棟のすぐ下にAC電源サイト（15A）が6サイトありました。
シャワーは５分位の範囲で交代で利用しました。

トイレや水道の数か少なく、遠いサイトには少し不便かと思うこともありましたが、逆に自然のままであって欲しいという要望が強く、あえて今のままにしているようです。
キャンプ場までの林道もこの時期は、春の雪解けのように水がしみてくるので、どうしてもゆるくなってしまうそうです。何年か経てば、だんだん土地もしまってくるでしょうね。
ゴミの処理が気になっていたので伺ってみると、知り合いの業者に出しているそうです。 自分のところで処理することも考えたそうですが、山火事にでもなったら大変だし、雰囲気も良くないし、環境汚染にもつながる等の理由でやめたそうです。

4月の半ば頃になると、山でたらの芽が採れます。20日頃になると、山桜が咲き始めるそうです。また6月には筍も採れるそうです。別所との間におかみ山(1､250m)というのがあり、トレッキングに最適だそうです。
取材に来た雑誌は、山渓、ガルビー10月号に掲載、昭文社のオートキャンプガイド、4×4マガジン（'96.3.15発売号）に掲載されたそうです。他にも取材があったそうですが、忘れてしまったとのこと。(^_^;;)

あまり便利にはしたくなく、決まりなどでうるさくしたくなく、利用者のモラルにまかせる、と言う姿勢なのだそうです。宮下さんにいろいろアドバイスして貰っているようなので、ノウハウが生かされているのでしょうか。便利なキャンプ場を希望する人には不満が多いと思いますが、と仰ってました。

管理人の片山さんは、子供達のためにいろいろな竹細工を教えてくれたり、楽しい話をしてくたりと、素朴でとても親切な方でした。人柄は紹介してくれた知人のお墨付きです。

大自然に囲まれたとても素敵なキャンプ場でした。のんびりと過ごすことができ、子ども達ものびのびと遊ぶことができ、大満足でした。是非、また来たいと思います。

ここのキャンプ場、「地球の回る音が聞こえる」のですよ。(^_^)v