断熱塗料スーパーサーム施工

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まずは塗る前にマスキング

スペースシャトルのコーティングにも使われているセラミック微粒子を採用。
日射反射・断熱効果にすぐれた新しいコーティング剤です。

と宣伝しているように、NASAの協力のもとで、最先端のセラミック技術にもとづいて地上で使用できるように開発された、全く新しい反射・断熱コーティング剤だそうです。
OXも、真夏の炎天下では、車内温度の上昇が激しく、なんらかの対策を施さなければ...と考えていたので、とても有効な情報でした。

早速、断熱塗料の供給先の(株)長谷川冷機へ問い合わせ、スーパーサームを1缶送ってもらいました。併せて、施工例や説明書、試験成績書等の詳細な資料も送っていただきました。

細部のマスキングはヨッシー(カミさん)が..。 では私の奮戦記をひとつ。(^_^);
98年7月のとある日曜日、2時頃からマスキングをはじめ、屋根周辺だけなのに約1時間かかりました。
塗装で一番大事なのがマスキングなので、ここで手を抜くと仕上がりもそれなりです。

塗装はローラーで そして塗り始めたのが3時過ぎ。
スーパーサームは多少粘度があり、DIYショップで手に入れたローラーで、思ったより簡単に塗れました。
例によって、OXのいつものメンテナンス工房(会社の駐車場をこう呼んでいる)で作業していたのですが、そこへご近所に住むZILにお乗りの「ずっこ」さん登場。
暫く立ち話をして帰られたと思ったら今度は奥様が甘いお菓子と飲み物を持ってやってきました。(^_^);
会社の休憩室はすっかり、ミニオフ会場となっていました。

その1時間後、2度塗りがほぼ終わる頃、パラパラと雨が降ってきました。 確か、「雨が降りそうなときは塗らないで下さい」と注意書きにあった様な..。 あわてて屋根の下に置いてあった会社のトラックをどけて、そこへOXを入れました。

塗装面を見てみると、ゲロゲロ! ナント雨が当たったところは融けてしまっていました。!(@_@)

丁度、乾き掛けた水彩画に水滴が垂れて表面が溶けてしまった状態。(;_;)
悲しくなってしまったのですが、気を取り直して再度、塗り直しました。 すると今度は、その絵の具が溶けた状態の水玉が、非常に小さな小玉状態になり、 溶け込みません。 水溶性なのに...。(-_-;)  かなり焦りました。
まぁ、水玉模様よりは良いか、と諦めです。トホホ...。

マスキングを外したところ 1時間位放って置いたのですが、流石に日が落ちた真っ暗の状態では、なかなか 乾かないようです。
とりあえず、雨も上がったようなので、マスキングを剥がし、帰宅しました。

もう水玉模様はゴメンなので、帰宅後OXにスノーピークのヘビーデューティタープ (4.4m×5.5m)を掛けました。(^_^);
雨がこんなにも恐怖に感じた事はありませんでしたよ。

逆に蒸れて、余計に融けだすのではないかとの心配もしましたが、販売店に確認した ところ、数時間で乾くし、日に当てた方が良いので、カバーは外して下さい、との事 でした。

その後、ザラザラの表面の上から、クリアコーティングをしようと思っていたのですが、販売店では、クリアラッカーでのコーティングは実績が無いとのことで、あまり 勧められないということでした。
専用のコーティング剤「エナモグリップ」を塗るように強く勧められましたので、とりあえずクリアコーティングは中止にしました。

その後、エナモグリップについて販売店に再び問い合わせ、塗装済みのサンプル小片を頂きました。
流石見本ですね、スーパーサームも大変に奇麗に塗れています。エアガンで吹き付けてあるそうです。自分でローラーで塗ったものとは比べ物になりません。
その奇麗に塗れたスーパーサームの上から、白色のエナモグリップが塗られていますが、光沢のある大変綺麗な物で、鏡面に近い仕上がりです。
スーパーサームも白いですが、エナモグリップは更に白い! かなりの反射効率が期待できそうです。

そこでエナモグリップも早速取り寄せてみました。\(^o^)/
こちらも、非常に良心的な値段にしてもらいました。パッとしない天候のため、「エナモグリップ」の上塗り作業は全国オフ&'98北海道キャラバンから帰ってからということで...。




この後、エナモグリップを塗る機会を逸してしまい、未だに塗っていないんです。
スーパーサームだけの場合、かなりザラザラした感じなので、滑り止め効果は大なのですが、家の近所に風呂屋があるため、すでにOXの屋根は油煙が付いて黒くなってしまいました。
エナモグリップを施工する前に、屋根の掃除、さらにスーパーサームの上塗りを行わなければならないでしょう。

気になる効果ですが、8月の快晴な真夏日(東京)で、OXに取り付けた内外温度計によれば、外39度、内37度でした。外気温の測定箇所は助手席ドア脇の直射日光が当たる場所、内気温はセンターコンソールです。
また、キャンプでも効果は絶大でした。いつもなら暑くて目が覚めてしまう真夏のキャンプでも、1時間は寝坊できるようになりました。(^_^);

結局、98年7月頃に同じ様なキャンピングカー仲間(三浦さん、上原さん、出浦さん、深谷さん、三田村さん...等々)が、こぞってこのスーパーサームを塗布しましたが、皆さん満足されているようです。
ルーフエアコンを持たないキャンピングカーには是非お勧めですぞ!

(株)長谷川冷機
担当:赤井様
E-mail:hasegawa@interline.or.jp

NASAのスペースシャトルに使われた反射断熱塗料(スーパーサーム) http://www.interline.or.jp/user/hasegawa/


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